地味子ちゃんの知られざる秘密
「いやぁ~、そのぉ~………………」


「その?」


声だけで与えられる威圧感

「ちょっと遊びをしようと思いまして~…………あ、痛っ!!」


どうやら、掴まれていた手を強く握られた様子


「痛いよ~!!
止めてくださいぃ~!」


若干可哀想だけど、自業自得というやつだ


「葉奈ちゃん~!」


私に助けを求めないで


手を合わせた


「そんな~!!」


泣きそうになってる葉琉


痛さと私が見捨てたからかな


冷静に分析したりしてると


「紫音、やめてやれよ
お前こんなバカに真剣になんな」


「え、紫葵ひどくね!!!?」


「ホントのことだろ~?」
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