地味子ちゃんの知られざる秘密
「思い出せたんだろ?
ここで過ごした時間を」


頷く


「確かに、俺は葉奈が思い出していくのはあまり賛成できない
だけど、ここでの毎日は葉奈にとってはいいものだから
普段なら経験出来ないくらい、幸せだって葉奈が言ってたから」


「そんなこと言ったの?」


「言ってた
な、ナオ?」


「ワンッ!」


「ほらね
まぁ、こんなとこで話してるのもあれだし、こっち来て」


玄関を離れ、ひとまずどこかの部屋に移動となった
< 196 / 300 >

この作品をシェア

pagetop