地味子ちゃんの知られざる秘密
今までボーッとしていた葉奈が、驚いたような声を上げた


「なんかぁ~……いゃ、葉奈ちゃんは知らなくてもいいよ」


「?
そう言われると、気になるんだけど」


「紫葵がうるさいからさ~」


「……ぁあ、なるほどね」


「葉奈ちゃん、慰めてくれないの!?」


紫葵がガバッと顔をあげて聞く


「ムリ」


葉奈は、少し気持ちが悪くなってきた


頭がクラクラする


もうダメだ……


ガクッと崩れ落ちそうになったのを誰かが支えた


「ウゲッ!」

葉琉のそんな声を聞いたあと、私の意識は途絶えた
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