地味子ちゃんの知られざる秘密
「…葉奈
葉奈が、記憶を思い出したいなら俺は協力する

だけど、それは苦しいことだよ?
葉奈が無理やり消した記憶なんだから

それでも…いいの?
後悔しない?」


少し、考えてみる


「……紫音は…ずっと一緒にいてくれる……?」


涙は止まっていた


「もちろん
イヤだって言ってもずっと一緒にいるよ」


紫音はいつも、私に安心をくれる


「……嫌いにならない?」


「そんなこと、天地がひっくり返ってもあり得ないね」

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