地味子ちゃんの知られざる秘密
3.新しい始まり

あの頃と同じ

「葉奈ちゃんの記憶が戻った~あ!?」


葉琉はあんぐりと口を開けた


まさか、いや、そんなことある訳―――


「葉奈ちゃん!」


バァンと葉奈ちゃんがいる部屋の扉を開けると


「葉琉…どうしたの?」


葉奈は不思議そうに、首を傾げた


「葉奈ちゃん、記憶が戻ったって!
マジで!?」


「うん」


あまりにも平然としていたので、葉琉は若干目眩を感じた


「……紫音くんが、ムリヤリとか…ないよね?」
< 219 / 300 >

この作品をシェア

pagetop