地味子ちゃんの知られざる秘密
「葉奈ちゃんの記憶が戻ったって、は!?」


葉琉のパシリをした後、急にそう言われた


「は!?じゃないんだな~
ホントだよ~?」


とても嬉しそうだ


「……それもそれですがね?
あの、パシリしたお礼は?」


「え?紫葵なんか言った?」


「もういいっす…」


ガクリ、と項垂れた紫葵


「ねぇ~紫葵…
ちょっと葉奈ちゃんと会うの後回しでいい?
付いてきて欲しいとこあるんだけど……」


何かを思い出したのか、急に真剣な顔をした葉琉
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