地味子ちゃんの知られざる秘密
…………



いいこと思い付いた



こうすれば、葉奈も手に入るし、あの面倒くさい婚約者も僕から離れるだろう



だが今は良くない



もう少し時が経ってから――



「一様…?」



「ああ、お引き取りしてもらって
僕は忙しいから」



「畏まりました」



そうとなると、念入りに計画を立てなくちゃね……



一は楽しそうに口の端を吊り上げた



そして部屋にはパソコンのキーを叩く音が響く―――




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