地味子ちゃんの知られざる秘密
「…」


ちょっと頬を膨らませて珈椰を見る


「篝(カガリ)紗夜(サヤ)です
よろしくお願いします」


その前に、そのボディーガードさんが自己紹介してくれた


篝、って確か…


「あの人の?」


ポツリと言葉が溢れた


「葉奈お嬢様によろしくお伝えくださいと」


綺麗な礼をしてくれた


「いえ…」


感情が読みにくい子だな、なんて考えてると


「葉奈ちゃあん!
ちょっといい…と、ありゃ?」

< 264 / 300 >

この作品をシェア

pagetop