地味子ちゃんの知られざる秘密
葉奈たちが懐かしいといっていたのは、夏にしか出ない店のジュース


けっこう珍しい種類があったりするらしい


「紫音はこれよね?」


葉奈は、紫音の好みもちゃんと覚えていた


「覚えてたの?」


これには、紫音も驚いたようだ


「覚えてないと思ったの?
そんなことないのに…」


紫音の驚いたような表情に、葉奈は悲しそうに睫毛を伏せた


「いや…そうゆうことじゃないよ?
…ありがと」


紫音は内心を探られないようにしながらも素直に礼を言う
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