地味子ちゃんの知られざる秘密
「私ね、こぉやって紫音と歩いたりしたかったの」


葉奈は嬉しそうに話をする


「ホントによかった…」


葉奈は何かを堪えるように言葉を紡ぐ


「葉奈」


紫音は思わず葉奈を呼ぶ


葉奈がどこかに行ってしまいそうで


「なに?」


「…いや」


葉奈の不安が何からくるものなのか、それは葉奈にしか分からないけど…


俺はせめて、葉奈の不安を軽くしたい








決意を新たにした紫音だった
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