地味子ちゃんの知られざる秘密
「それは……
紫音のことなんだから、自分で決めなきゃじゃないの?」


「……」


紫音は急に葉奈のメガネを取った


「あ!
紫音、返して…!」


あわてて取り返そうとするが、あと1歩届かない


「葉奈、」


強い口調で言われて、下を向く


私、いつからこんなにワガママになったんだろう…


「………イヤ…だよ……
今の紫音見たら皆、紫音のこと好きになる……」

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