迷い子

少し落ちついてから、さっきの事を離した。


「ハーフブリード…聞いたことねぇな…」


恭平が頭を傾げる。


「あたしもだ。」


「ねぇ、処理って…どうゆう意味だと思う?やっぱり…殺し」


「そんなわけねぇだろ!」


海子姉の声に言おうとしていた事を飲み込んだ。


シンと静まり返る。
< 54 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop