迷い子

「さっき、人が消えただろう?あれはもう死人だったんだ。」


「えっ?!」


「僕たちの仕事は、死んでしまった人たちを死界へ送り出す仕事だ。」


レイと言う男は無口なのか、黙ったままだ。


続けてスレイドが言う。


「3rdが処理をする相手は、殺人を犯した人が対象なんだ。殺人者には必ず、殺した相手にしたことを教え、思い出させ、自分の体にも同じ痛みを与える。


さっきの殺人者は相手の首を切って殺したんだろうね。」
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