迷い子

はらはらと金色の粉になっていく海子姉。


私と恭平は声が出せなかった。


ただただ、海子姉が消えていくのを見ているだけ。


その光景を私はとても綺麗だと思ってしまった…。


「さぁ、後の2人はどうする?」


私も、過去にあった事を知りたい…でも、怖い…。


「私は…」


言いかけた時だった。
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