禁断の愛~恋人は担任!?~
しばらくして、悠奈が笑顔で私の隣に座ってきた。
「おめでとう。沙奈。」
「ありがとう。おめでとう。悠奈。」
「ありがとう。」
「それにしてもさ、同じ記念日って凄いね?」
「そうだね。なんか、嬉しい。」
「うん。」
「今度、ダブル(※ダブル=ダブルデート)行こうよ。」
「いいね。」
「とりあえず、健吾と先生に相談してみようよ?」
「そうだね。」
「そういえばさ、F組はこの後どこ行くの?」
「なんか、ガラス細工広場(※場所は架空です。)に行くみたい。」
「なんで?」
「何か、ガラス細工の製造の秘密に密着するみたい。」
「そうなんだ。」
「うん。所でさ、先生と沙奈の付き合ったきっかけってなんだったの?」
「実はさ、いきなり告白はしないで先生と生徒の関係について聞いたんだ。」
「それで?」
「たくさんの壁があるだろうけど良いとは思う。って言われた。」
「うん。で?」
「それを聞いた瞬間もしかしたら、私には脈なんて無いのかも。って思ってさ、告白するの辞めたの。けどね、大斗が{俺は、結城のことが好きだ。}って突然告白されたの。
最初は嘘だとしか思わなかった。けど、何か大斗の瞳が違かった。それを見た瞬間この人を信じてみよう。って不思議と思って、それで付き合うことにしたんだ。」
「そうだったんだ。良かったね。」
「うん。きっと、悠奈が背中を押してくれたから勇気を出して告白することが出来たんだと思う。」
「ううん。違うよ。私のおかげじゃない。2人がきちんとお互いの気持ちを伝えたから、なった結果だと思うよ。」
「本当にありがとう。で、悠奈たちが付き合うきっかけは?」
「いいえ。沙奈が先生の元に行ったときにきっとあの2人はカップルになって、戻ってこないだろう。って予想はしてたんだ。けどね、どっかで戻ってくるかもしれないって思ってる自分がいて、それで、20分ぐらいは、1人で行動してたの。そしたら、5分経たないうちに沙奈から報告のメールが来てさ、安心してたんだ。で、小さなカフェでお茶してたらたまたま、健吾にあってさ。」
「それで?」
「ここ良い?って聞かれていいよ。って答えたの。そしたら、嬉しそうにありがとう。って言ってくれてさそれで、話が盛り上がってるうちに2人で行動しようってなって2人で行動してたんだ。そしたら、告白すると必ず実る(※場所は架空です。)と言われている場所に連れてかれて健吾から{松井のことが好きだ。一生俺が守るから何もせずに俺の隣で笑ってってください。}って告白されたの。」
「そうだったんだ。何かプロポーズみたいだね?」
「私も最初は思った。けど、今考えると一生忘れることの無い言葉だと思う。」
「そっか。実はね、私もその場所で告白されたんだ。」