禁断の愛~恋人は担任!?~
「じゃあ、白で。」
「わかりました。包装紙は何色にしますか?」
包装紙は6色あった。白、青、黄色、緑、赤、茶色があった。
「じゃあ、青で。」
「分かりました。」
工房の人は返事をしながら、丁寧に包んでくれた。
「では、後ろの方のを承ります。」
そう言われた、悠奈は高良くんにあげるブレスレットを差し出した。
「箱は、青で包装用紙は茶色でお願いします。」
「分かりました。」
私達は、工房の人に丁寧に包んでもらったプレゼントを大事にバックへとしまいながら私達は席に着いた。
しばらく、見ていると大斗がプレゼントを工房の人に丁寧包んでもらっているところだった。
私は、自分にこのプレゼントが届くとも知らずに、誰にあげるのだろう?と少し私の中で勝手に嫉妬していた。
(大斗)
俺は、生徒が包んでもらうのを見届けてから最後に包んでもらった。
「すいません。私まで・・・。これを包んで欲しいんですが・・・。」
「いいえ。大丈夫ですよ。箱の色と包装紙の色は何色にしますか?」
俺は、先ほど沙奈が箱を白、包装紙を青にしているのを知っていたからあえて、
箱を白にし、包装紙を赤にした。
「箱は、白で包装紙は赤でお願いします。」
「わかりました。」
そう答えた、工房の人は丁寧にプレゼントを包んでくれた。
(沙奈)
私は、終了のあいさつを聞きながらバスに戻ったら大斗にメールしようと決めていた。
そして、バスに戻った私は早速大斗にメールした
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[To:大斗]
[件名:時間ある?]
[内容]
あのね、渡したい物があるから今日時間ある?
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私は、送信をして携帯をしまった。
しばらくして、メールが来た。
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[To:沙奈]
[件名:あるよ!(^^)]
[内容]
あるよ!学校戻ってからになるけど・・・それでもいいなら。
ってか、俺も渡したいものあるし。
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ふと、窓の外に目をやるとまだトイレとかに行っていて戻って来ない生徒を待つ大斗と目があった。だから、私は、「うん。」と言うかのように静に頷いた。
すると、大斗は静に微笑んでくれた。