ビターチョコレート
「咲〜!!何すんの〜?」

世羅が大きな声で、叫んだ。

「待って〜!今行く♪」

「へっ…?咲?」
前にいた男が言った。

カッコいいし…。
背は高めで、スタイルよしで、茶髪で方耳にはピアス。
すごい…。
こんな人いるんだ!

あっ…!
見つめてしまった。
最悪…!
って、何であたしの名前に反応してんの?
お姉ちゃんの彼氏かな?


「翔?お前何やってんの?」
「翔!?」
はっ。
思わず、大きな声を出してしまった。

「やっぱり咲〜?」
「翔なの…?昨日のメールの?」
「咲だ〜♪会っちゃった笑」
「そうだね。」

この人が翔…?
確かに軽そう。
でも、カッコ良すぎくない?
ありえないよ〜!


「もぅ!咲遅いから先、頼んだ…って誰?」
世羅が来た。

「もしや…メールの?」
穂香も言った。

「初めまして〜!」
翔は、チャラく言った。

その後、何分か立ち話をして、席に着いた。
あたしは、話してる間ドキドキが止まらなかった。


「あたし、買ってくんね!」

「てかさ〜…。翔くん?だったけ?カッコよすぎんでしょ?」
穂香が口を開いた。

「確かに。でかした!咲☆」
ジュースを飲みながら、世羅は言った。

「そうだね。カッコ良かった。」
「まぁ〜…あれだけ、イケメンだもん。かなり、競争率高いだろうね!」
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