ビターチョコレート
「そうだろうね☆咲、超頑張んなきゃ!」
「男子高ってとこが、唯一の救いだよ〜…。」
「確かに…。ファイトだ!」
「うん!頑張る☆」
そう言って、あたしはポテトを食べた。




家に帰り、冷蔵庫からチョコレートと紅茶を取り出し部屋に入った。

ほぼ部屋に入ると同時に、鞄の中で携帯が震えた。


翔だ…。
なんだか、嬉しくなった。
やっぱ、恋か〜…。

ピッ。


『生で咲見ちゃった〜♪
超可愛いじゃん(∀)☆
友達も言ってた〜』


『あたしも〜
翔見ちゃったぁ☆
翔こそ、カッコいいじゃん( ̄V ̄)♪』


『ばーか。
こんくらいの顔、いっぱいいるっつーの(^^)

ホレんなよ?笑』


もうホレてるしっ!
な〜んて…。
言えないもんね。


『いやー…
なかなかいないんじゃない(^^)?

誰がホレんのよ(T_T)』


『咲(∀)☆
もう、ホレてんじゃね?』

『バカ(゚・)ノ"
ホレてないわ〜(-_-)』

…んと、軽いんだから。
相手してらんないよ!
あっ…。
彼女のこと聞かなきゃ!


『バカはどっちだ(∵)ノ

ホレちゃえば〜(∀)?』


バカすぎる…。
ホレちゃえば〜?
って…軽すぎ〜!!
でも、嫌いになれない…。
こんなの初めてだよ〜…。
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