ビターチョコレート
翔にとっては、あたしなんてどうでもいいんだよ?
何、期待してんの…?
バカみたい。

でも…、好きなんだもん。
仕方ないよね…?
ちょっとぐらい、期待したって…いいんだよね?


『そっちこそ(*・v-)
なかなかだっ☆

聞かれるなんて、モテモテ〜(^^)♪
そだね…笑
じゃあ、寝るね〜♪
バイバイ(^v^)/』


『バイバイ(^o^)/』


はぁ…。
やだぁ。
翔…大好きだよ?
ありえないくらい、大好き。




「ばーか。何ゆっちゃってんの〜?」
今日は、穂香とイタリアン。

グラタンを頬張りながら、穂香は言った。

「だって〜…。
あたしなんてさ、しょせん、間違えてメール送っちゃった奴だもん。」
「何、考えてんか分かんないけど、考えすぎじゃない?
向こうだって、どうでもいい奴ならメールもしないし、無視するでしょ?
そりゃ初めは、間違えちゃっただけかもしれないけど…。確実に咲の存在は、大きくなっていってるよ!」
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