あたしがメイドよ喜びなさい
「おじい様?なんなの、これは」

おじい様はまたしても、昼間っからワインを飲んでいた。

「ふぁぉ神奈……お前も飲むかぁぁ?」

……相当酔ってるらしい。

「いらない。水でも飲んでよ。酔いすぎよ」
「まぁそうカタイこと言わずに……」

おじい様がワイングラスをあたしの口に押し付けてくる。
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