あたしがメイドよ喜びなさい
ぽっかーんとおじい様を見つめると、いきなり真剣な顔で話し出した。

「お前はな……少しばかり性格が悪い。私や息子が甘やかしたのが悪いが、このまま社会には出れん」

なによ、お説教?
あたしそういうことならもう嫌なんだけど……。

まぁあたしも中学生じゃないし、一応大人しく話を聞く。

「……と、言うわけでだ。お前を、修行に出す。私の会社の事業部の部長の家へだ」
「どういう、修行?」
「メイド修行だ」
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