あたしがメイドよ喜びなさい
さっきまでのモジモジはどこへやら。
美菜ちゃんがあたしを見上げ、睨みつけてくる。
「えぇ、そうだけど」
「それなら敬語くらい使ったらどう?みな、花城食品会長の孫なんだけど。お嬢様なのよ?」
むっかーっ……。
何よこいつ。
ナマイキ中坊ーっ。
「美菜ちゃんごめんなさい?この子今までお嬢様だったから、調子乗ってて」
「えっ、そうなんですか?」
「ちょっ、晴?」
晴の聞いたことのないいつもより低いアニメ声。
あたしのことも「この子」って……。
「性格が悪すぎてメイド修行をすることになったんです。だから少し我慢してあげてください」
「そうなんですか……なら仕方ないですね」
クソ中坊がこっちを向いて笑った。
それより晴、あんなこと言うなんて!
晴まであんなに性格悪いなんて……。
「元お嬢様メイドの神奈さん、頑張って修行しなさいね~」
「何よこのクソガキ!!」
それから家に戻ったとき、あたしはヘトヘトだった。
次は右隣の竹林さんを訪問予定。
なんかもうひと騒動起きそうな予感……。
美菜ちゃんがあたしを見上げ、睨みつけてくる。
「えぇ、そうだけど」
「それなら敬語くらい使ったらどう?みな、花城食品会長の孫なんだけど。お嬢様なのよ?」
むっかーっ……。
何よこいつ。
ナマイキ中坊ーっ。
「美菜ちゃんごめんなさい?この子今までお嬢様だったから、調子乗ってて」
「えっ、そうなんですか?」
「ちょっ、晴?」
晴の聞いたことのないいつもより低いアニメ声。
あたしのことも「この子」って……。
「性格が悪すぎてメイド修行をすることになったんです。だから少し我慢してあげてください」
「そうなんですか……なら仕方ないですね」
クソ中坊がこっちを向いて笑った。
それより晴、あんなこと言うなんて!
晴まであんなに性格悪いなんて……。
「元お嬢様メイドの神奈さん、頑張って修行しなさいね~」
「何よこのクソガキ!!」
それから家に戻ったとき、あたしはヘトヘトだった。
次は右隣の竹林さんを訪問予定。
なんかもうひと騒動起きそうな予感……。