あたしがメイドよ喜びなさい

「おぉカンナ、お帰り」
「今日も遅かったな。お疲れ様」

お父様とおじい様はワインを片手に談笑していた。
酔っているのか、２人とも顔が赤い。
いつもの光景。

「あたし疲れたからもう寝るね。おやすみなさい」

あたしはお父様とおじい様のトマトみたいな頬におやすみのキスをした。
そこからクタクタになりながらもお風呂には入り、自室に向かう。

お姫様みたいなピンクだらけの部屋。
あたしはふかふかのベッドに倒れこんだ。
そしてそのまま目を閉じると、すぐに夢へと吸い込まれていった……。