1歳の年の差
だってまだ、あんな事があった後に、愁さんが同じことしてたなんて信じられない…
「愁さんのことは信じてます……だけど…」
なんて言えばいいかわからない…
「だけど…まだ…すべてを信じること…は…むり…かも…」
そう言うと愁さんがため息をして、また私を抱き締めた。
「俺の話を聞いて…」
私は首を縦に振った。
「今はしてないよ…あいつらとも、縁を切ったから…」
それ以上愁さんは何も言わなかった。
その後私は愁さんに家まで送ってくれた。