1歳の年の差
「え…」


立ち上がったお姉ちゃんが涼太に近づいて、抱きついた。


「えっ!ちょっと凜!」


「いいよ…付き合っても…私も好きだった…」


「………えっ…本当に…」


「…………うん…」


そう言って優しく抱きしめ合う2人…


その2人の隣を通って、部屋を出た。


私は何がなんだかわからないで居る…


2人…付き合うんだ…

「……うぅ……」
しかも…両想い…

涙が流れる…
最初から…お姉ちゃんしか見てなかったんだ…


そのまま私は家を出て、ある公園に来た。

「よく来たな…ここ…」

ここは、私達が小さい時よく遊んだ場所…


ある時からずっと来ていない…


最後に遊んだのは、私が小学校3年生のころ。
遊んだのは…

私は3年の頃、涼太に変化があった。


お姉ちゃんを見る目が変わった…


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