少女が望む宝
辿り着いた場所
「なんか鳥が多いねー
これって宝が近い証拠かな?」
地図通りに進めば進む程
自然な森に磨きがかかる…
空気がきれいで
動物が多くなってる
「あとどれくらいだ?リース」
「…っとーもうすぐだよ
この先はかなり簡単な道だし、
でもなあ~…」
リースの言葉に問いかけたのはラリー
「でもって?」
「ん?あ、ああ。
たぶん危ないトコに
宝があると思うの…」
「ははっその方が
冒険っぽいじゃん!
リースが危険な目にあったら
ラリーが守ってくれるよ」
「なっ!!何言って!!」
「じゃあ安心ねっ!」
「ぇ……う、うん?」
ラリーは自分が赤くなっていないか
心配して顔に手をあててみた
…やっぱり熱かった…