少女が望む宝


「てゆか…王子ってどうゆう事ですか?
何で国の王子がここに?
それから何でリースもマリアさんも
知っているんです?」


「俺が知るかよー…
あ、でもリースとマリアとは
昔会ってる。詳しくは知らないが
サラが関係してるんじゃないのか?」


「…サラ?」


「ん?あ、ああ。
サラは王子の奥さんで
子供の頃は孤児院に居た人だよ」


「?何か複雑でよく分からないです」


2人が困惑していると
王子は呼び寄せた



「そこの2人来なさい?
不思議に思う事、沢山あるだろ」


「「…はい…」」



リースは王子にバレないよう
ほてった頬を冷ましていた




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