少女が望む宝


「…リース、聞かせてくれないか?」


祈りが終わったリースに
避けていた言葉を口にするベン

ラリーも強い瞳でリースを見る


それを聞くと
リースは視線を下に落として
口元に笑みを浮かべて話だした



「…ハハッ…本当なんだね。
今まで絶対に喋らないと決めてても
…なんだか言っても良いと思えるよ…」



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