少女が望む宝
「…話してくれてありがとう」
「ああ、よく言ってくれた」
泣きじゃくるリースの右にはラリーが
左にはベンが
3人並んで座りこんだ
「…ラリーぃ…ベン…
ごめんなさい…」
2人の顔を見ながら
また泣きはじめるリース
「沢山泣けば?」
「いーんじゃないか?」
ギュッとリースの手を握る2人
「俺はリースの家族だからな」
「………僕は…君が好きだからさ…」
ラリーのカミングアウトに
笑うリースとベン
赤面する1人
笑い転げる1人
幸せな1人