少女が望む宝



陽が暮れるってことで
家に帰ることにした3人


森の一本道をテクテク歩く


配置は、先頭にベン
そのうしろにリース
もっとうしろにラリー



「ハハッ…クッ…ラリーすげえよ…」

堪えきれず笑いが
込み上げる失礼なベン


「もー!笑わないのっ
失礼でしょ!!」


「リースお前な~
告られたんだぞ?」


ベンとリースが後ろを振り返れば


だーーーいぶ遠くで歩くラリーが居た


「リース、行ってやれよ」


トンと背中を押されて
自分だけ先に進むベン



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