《短》いつも隣に居るアイツ【完】
未華と出会ったのは小4。
未華んちが俺の隣に引っ越してきた。
俺が惚れたのは、もしかしたらこの時からだったかもしれない。
小4なんてすげー昔なのに、いまでも覚えてる。
俺がガキの喧嘩をした帰り道、未華と会って。
「あれ?瑠くんほっぺケガしてる!」
そう言ってバンソウコウを張ってくれた。
「ありがとう」
お礼を言ったら、天使か?そんぐらい思わせるような笑顔で、
「どーいたしまして」
って言ったんだ。