45センチのコイ。
「優香、本の名前分かった?」
……あっ。
しまった、ついしがつついたちくんの顔に目が行ってしまって……。
「ゴメン、わかんなかった」
「そっか。
イケメンくんとは同じクラスだし、いつでも会えるから今度聞こう?」
「うん……。
そうだね」
ふと、もう一回レジの方を見ると、しがつついたちくんはお会計をしていて、既に本は袋の中に入っていた。
「よし。
じゃあ、せっかく来たんだから、クレープ食べに行こっ」
そう言った夢香は、本屋さんの出入口の方を向いた。
「え?、夢香、しがつついたちくんはもういいの?」
歩き出していた夢香は一旦立ち止まり、振り返って、
「うん。
どうせ明日も会えるし。
優香に付き合ってもらっちゃったから、クレープ奢るよ」
と言って、頬にえくぼを浮かばせてた。
やったっ!。
クレープタダ食いだっ!。
ルンルン気分で夢香の後を追い、「あっ!」と言って、ひとつ思い出したことを伝えた。
「そういえば、しがつついたちくんの買った本のタイトル、日本語で書いてなかった。
英語だったよ」
夢香は「収穫ひとつあったね」と言って、あたしたちは笑いながらクレープ屋に向かった。
……あっ。
しまった、ついしがつついたちくんの顔に目が行ってしまって……。
「ゴメン、わかんなかった」
「そっか。
イケメンくんとは同じクラスだし、いつでも会えるから今度聞こう?」
「うん……。
そうだね」
ふと、もう一回レジの方を見ると、しがつついたちくんはお会計をしていて、既に本は袋の中に入っていた。
「よし。
じゃあ、せっかく来たんだから、クレープ食べに行こっ」
そう言った夢香は、本屋さんの出入口の方を向いた。
「え?、夢香、しがつついたちくんはもういいの?」
歩き出していた夢香は一旦立ち止まり、振り返って、
「うん。
どうせ明日も会えるし。
優香に付き合ってもらっちゃったから、クレープ奢るよ」
と言って、頬にえくぼを浮かばせてた。
やったっ!。
クレープタダ食いだっ!。
ルンルン気分で夢香の後を追い、「あっ!」と言って、ひとつ思い出したことを伝えた。
「そういえば、しがつついたちくんの買った本のタイトル、日本語で書いてなかった。
英語だったよ」
夢香は「収穫ひとつあったね」と言って、あたしたちは笑いながらクレープ屋に向かった。