45センチのコイ。
2
「次の時間、自己紹介よね?」
「うん、そうだよ」
しがつついたちくんをスクランブル交差点で偶然にも目撃してしまった日から3日。
あれから、別に何の変哲もない日々が過ぎている。
相変わらず、しがつついたちくんは休み時間中は読書をしていて、あれから3日前のように目が合うこともない。
「夢香は自己紹介、何を言うつもりなの?」
2人で窓際で、次の時間にやる自己紹介の話をする。
「うーん。
とりあえず、名前と去年のクラスとよろしくお願いします、かな」
窓は開いていて、4月の暖かい風が教室まで入ってきて、心地好い。
「やっぱ普通が一番よね。
あたしも普通な自己紹介にしよっ」
その時、ちょうど授業の始まりを告げるチャイムが鳴り、反射的に窓際を離れる。
「じゃっ、優香の自己紹介、楽しみにしてるね」
夢香はいつもの笑顔を向けて、席に戻って行った。
あたしも自分の席に急いで戻る。
「うん、そうだよ」
しがつついたちくんをスクランブル交差点で偶然にも目撃してしまった日から3日。
あれから、別に何の変哲もない日々が過ぎている。
相変わらず、しがつついたちくんは休み時間中は読書をしていて、あれから3日前のように目が合うこともない。
「夢香は自己紹介、何を言うつもりなの?」
2人で窓際で、次の時間にやる自己紹介の話をする。
「うーん。
とりあえず、名前と去年のクラスとよろしくお願いします、かな」
窓は開いていて、4月の暖かい風が教室まで入ってきて、心地好い。
「やっぱ普通が一番よね。
あたしも普通な自己紹介にしよっ」
その時、ちょうど授業の始まりを告げるチャイムが鳴り、反射的に窓際を離れる。
「じゃっ、優香の自己紹介、楽しみにしてるね」
夢香はいつもの笑顔を向けて、席に戻って行った。
あたしも自分の席に急いで戻る。