兄さんには腹括ってもらわにゃならんけぇの

次の日から俺はあいつに
攻撃を仕掛ける計画を練った。

識の家は隣の一軒家。
家族はいない。
3:00 出勤。
16:00 帰宅。
この前、俺に仕掛けた時間は2:00。
セキュリティシステムのパスワードで、
鍵が開くようになっている。
パスワードは秋が調べている。

「新着情報を入手した」


「秋、天才」

「 kill 013
購入は臣の親父。
住んでるのは識で
時々、臣の親父さんも宿泊」

なんだ、それ。
識と親父が2人っきりで、
にゃんにゃんしてるとか。
俺だって親父と2人っきりで、
あんなことやこんなこと
したいのに。
してほしいのに。


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