私の血を狙わないで。
*吸血鬼!!???
薄暗い倉庫の暗さが、だんだん増してくる頃。
廊下から聞こえる小さな声
男子3人ぐらいが、何か話していた
「本当だってば!!この倉庫に閉じ込めたんだよ」
「何を?」
「だーかーら!!!獲物だって。」
「女?男?」
「女だよ。男なんか捕まえねーよ。」
だんだん声が大きくなる
私と冬美は顔を見合わせた
なんか嫌な予感がする…!!
『ガチャン』
薄暗い倉庫に光が差す
私は振り返る力も無くて、
ただグッタリと壁にもたれていた