私の血を狙わないで。
*ホントのこと。
───あれから私は
病院へ駆けつけた
光はもう検査を終えていて、ベッドに横になっていた
「光っ!!大丈夫!??」
ドアを開けると、すぐにそう言った
そこにはもう、シンさん、リクくん、ハクさんがいた
その奥に光が。
「…だいぶ楽になってきた。
…心配してくれて、ありがとね。」
「ううん。…無事でよかった…!!」
私は光に微笑みかけた
でも、光はずっと下を向いているだけ。
さっきから、私を一度も見ていない。
「…ねぇ、 凛香。」
「ん?」
「片倉先輩って……
何者なの?」