私の血を狙わないで。




でも、片倉先輩は私に微笑んでくれた



つられて私も微笑み返す



「すごく真剣な話なんだ。」



「し、真剣………?」



真剣って…。


ももももしや、こ…こくは…!???



ううん


ない、絶対ない!!!




片倉先輩は、少し私に近づいて




「付き合って。」



と、私の耳元で囁いた




「☆△×*■っっっ!???????」



ま、まぢですかーーーっっ!!!!!



どどど、どうしよ……



ここはOKすべきか…


で、でも片倉先輩と会うの今日で初めてだし…




「遊園地に。」



「………へ?」



ゆ、遊園地……?



「友達からチケット二枚もらっちゃってさ。
んで、立花さんを誘おうって思って。」






『付き合って』って……




そっち系の『付き合って』っ!????




わーっ

私、勝手に本気になっちゃって、恥ずかしーっ!!!




「で、でもなんで私?」




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