ただ 好きで


「果純 帰る。」

会場内がざわつく

「あっ、はい。」

(さすが東絛財閥のお坊っちゃん世話係り1人ぐらいは一緒に高校に入学させてんのか)

(でも、女はないだろ?)

(女ったらしなんじゃねーの?)

綮を女ったらしだと言った奴をあたしは睨む

「果純。気にしないで迎えの車来てるよ」


「…はい…」

迎えにきた車の中

「絶対 あの人妬んでるよ!!」

あたしはキレていた

「女子がみんな綮に夢中だから悔しかったんだよ!ヤダヤダ、あぁ いうナルシスト男」

「 よくあることだろ?」

「でもさー!やっぱりムカつくちょっとカッコいいからってさ?あぁいうのは中学のときにモテて調子のってるんだよ!」



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