ただ 好きで
「ん?果純 何そんなにニヤけてんの??」
「いやぁー 綮のこんな笑顔作れるのあたしだけかなぁって思って♪」
「そうかぁ??まぁ、でも果純の百面相って面白いよな」
「えっ…百面相なんてしてないって」
「してる!してる!なぁ中山??」
中山とは綮 専用の運転手さんで屋敷内での綮の素顔を知っている数少ない人だ もう高齢だから本当のおじいちゃんみたいな優しいひと
中山さんはニコっと微笑み
「 そうでございますね。果純様は表情 豊かでこちらまでも楽しませてくれる方ですね。」
「だろっ??」
「えっ、ちょっと中山さんまでひどいですよ!!」
「だから言っただろ?」
綮が追い討ちをかける
「誉めているんですよ。決してけなしているのではありません。」