朱月 蝶は舞う


段ボールを開けると、縄に結ばれガムテープで口を止められ、目隠しをされ、服が乱れているユイがいた


ケ「ユイッ!…」


やっとみつけた、そう呟いてユイを抱きしめた。ぐったりとしたユイの目隠しをとると、やはり精神的にやられたらしい。


縄をほどき、ガムテープをとる。


ユ「ごめんね…………私のせいで……」


ケ「俺も蓮も舜斗も陸も佑介も大地も誰もケガなんてしてねぇ、だから……だから心配するな。ユイのせいじゃない」



ユ「私、なんのためにつよくなったんだろう……」


ケ「……ユイ、少し寝てろ。」


ユ「ん………」



ユイの頭を撫でる。だんだんと眠りについていった。




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