朱月 蝶は舞う
あれから1時間。家に着くと、血相をかえた龍兄と親父、母さん、組員がいた。
龍「ユイは大丈夫か?!」
ケ「外傷は少ないけど、精神的ダメージが大きいよ。」
父「そうか……、」
母「部屋は準備しておいたわ、寝かせてきてくれる?」
ケ「ああ、…………あの、俺がついていながらごめん……」
龍「気にするな、ケイ…お前が悪いんじゃない。俺があのとき、反対していればよかったんだ。黒龍にはいることを……」
悟「兄貴……」
父「ケイ、龍、悟。狽狼の処分はこっちでやっておく……。手をだすなよ」
親父の目は何かを企んでいるようだった。そりゃそうだ、愛する愛娘がやられたんだ。黙ってはいないだろう。
【ケイサイド終了】
_