朱月 蝶は舞う
「おっと、忘れるとこだったな。ユイ、ケイ、お前らの担任はマサだぞ。」
「よろしくな。ユイ!ケイ!」
さっきまで、マサは執事の真似といって、敬語をつかってた。
まぁ、実際にたまに敬語つかうけどね。
「あっ、ケイお前全力でユイ守れよー。ここ、女はユイしかいねーから。まぁ、もっともユイは自分で殴り飛ばせるから大丈夫だろうけど」
「「はぁ!!」」
「まぁ、いっか。」
「よくねーよ。」
だってさ、いままであたしは男の世界で育ってきたし。いまさら…ねぇ。
「ん、マサ?」
「……なにかあったら、言うんだよユイ」
「うん。ありがとうマサ。」
「おいっ。コラ、マサ。俺の可愛すぎて可愛すぎて可愛いユイに手だすなや!」
「悟……なにか今、サラッといわなかったかな?(黒)」
「さーせん!」
ばかな兄貴はほおっておこう。