朱月 蝶は舞う


「じゃあ、入ってきて。といいましたら、入って来てくださいね」



連れてこられたのは、三年S組。マサ兄の言う話では、このクラスは頭脳、スポーツ、容姿、族幹部以上が入る貴重なクラスらしい。


「おい、テメーら話を聞けって誰が言ってると思ってんだあ゙!アア゙?」



「うをっ!ちょっとびっくりした……」



「ユイ、だいぶぼーっとしてっけど大丈夫か?熱でてないか?」



「大丈夫だよ?」



ケイも心配性だな〜




「ユイ、ケイ、なにナチュラルにイチャついてるのかな?」



「あれ、もしかしてよんだ?」



「すまん、ユイが変だったから…」



「まあ、いいです。入って来てください」



「「(コクン)」」





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