朱月 蝶は舞う


空!?夢?えっ……



ユ「空……なんで!」


空「オレ……だいぶ眠ってたらしいね。全部看護師さんから聞いたよ。」


ユ「…空!体……からだ大丈夫?!」


空「全然大丈夫。」



空は笑顔になって、手を広げた。あたしは空と喋っているだけで涙がでてきた。

大好きな空が目を覚まして、あたしと話をしてる。


それがこんなにも嬉しいものだったなんて……




あたしは酸素マスクを外して、体を起こして空に抱きついた。



ユ「…空ッ…空…空…そらぁ」



空「はいはい、」





_
< 130 / 148 >

この作品をシェア

pagetop