朱月 蝶は舞う


空に抱きついていたら、ソファーから落ちてしまったらしいケイが手で腰を押さえながらたちあがり、こちらをみて、硬直してしまった。




空「おはよ、ケイ」



ケ「…………!!◆〇×♂△□ッッ」


ユ「ケイ──そらがぁぁ」

ケ「空!」



空「俺がいない間……、害虫の駆除はできていたかな?可愛いユイに変な虫なんかついてないよね?ついてたらケイの責任だから。」


ユ「?空、大丈夫だよ。あたしは虫嫌いだからいつも虫除けスプレーもってるし!」



空「ユイ、虫は虫でも違う虫なんだよ、」



ケ「大丈夫だ、ぬかりはない。(奴等以外には)それより、体は大丈夫なのか?」


空「まあ……駆除は俺の仕事だしね。大丈夫だよ、関節が少し軋むくらいだし、ついでに身長も伸びたらしいしな」



しばらく、仲良く三人で話していたが、ケイが兄さんたちや親父、母さんにあたしと空のことを電話しに行った。



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