朱月 蝶は舞う
入ってみると、視線が痛かった。
「うおー!美少女!」
「なぁ、彼氏いんの?」
「可愛いー!ヤバいまじでヤバい。」
「お前ら……静にしろよ。自己紹介できねーだろーが!」
マサってキレると怖いんだよね。
「じゃあ、自己紹介。」
「紅野ユイ……」
「ケイ…」
あたしたち双子は、二卵性だからなのか、あんまり似ていない。唯一、髪と目の色はおなじた。
それと、あたしたちの名前は族の幹部たちぐらいしか知らなかったから、まぁ〜バレない。問題は組だ……組は地区が離れてるし、まぁ、バレないか。
「ユイちゃんか〜」
「となりパシりにしよーぜ!」
うわ〜。ケイに向かってすんごいこといっちゃった。こりゃ、キてるな。
やっぱ睨みをきかせてた。
ドンマイ少年。
「マサ……席どこ?」
「二人とも、あそこだ」
指差した方は、素晴らしい席だった。
てか、クラス…
頭カラフルだなー廊下側
あたしたちは窓際の一番後ろの席。
↓こんなかんじ
ま □ □ □ □
ど ユ ケ □ □
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