朱月 蝶は舞う
ケイは壁に寄りかかって寝ていて、あたしはそのケイの膝で膝枕で寝ます。
おやすみー
「おい、なんでコイツらこんなとこにいるんだよ…」
「本当だね。仲良しだね転校生どうし」
「………女だ…」
「舜斗、遠くない?」
「……………」
「……………」
「てか、この女」
黒髪の紫メッシュが触ろうとしたら、
──パシッ
───ヒュッ、…スタッ
「触んな……」
ケイは、身軽にユイを片腕でもち一瞬にして立ち上がり、距離をとった。
「「「……!!」」」
「転校生何者?たしか─…ケイくんだっけ?」
「あっ……ユイ起きた…」
「………………ふぁ〜。ねむっ」
「ごめん、起こした。」
「…大丈夫ー。てか、なにこの人たち。」
「(うわー、祐介の話無視するとか………すげっ)」
「ねぇ、ケイくん?きいてますか?(怒)」