朱月 蝶は舞う
ユ「ケイ……眠い……帰ろう。授業やだ」
ケ「ああ。」
なんだこのバカまるだしの面。今日二回目だよ。
大「なんでお前ら、一緒にかえるんだよ!」
ユ「おんなじ家に住んでるからかな?」
ケ「いや、俺も帰りたいからかえるし」
大「はっ!お前らカレカノか!」
ばかだ。
ケ「そうだ「違う。あたしたち双子。」……チッ」
佑「(今、舌打ちしたよ…)」
大「はぁぁ!似てないな」
ユ「眠い………もう歩けない。近道する…」
ケ「ユイ、今からすることアイツに見つかったら絶対怒られるぞ?」
ユ「もみ消す………」
大「無視してんじゃね!」
ケ「……ったく。」
ユ「じゃあね。黒龍のみなさん。おやすみなさい。………ふぁあ〜」
フェンスを登り終わり、欠伸をしながら校舎四階建ての屋上から飛び降りた。
「「「「「なっ!」」」」」
大「なんだ!」
みんなが一斉に下を見てみると、綺麗に着地した二人は普通に駐輪所に歩いていった。
蓮「なに者だ…あの女…」
舜「………………」