朱月 蝶は舞う
ユ「なんか、朝から疲れた」
ケ「ああ。」
自分の席に座ると、斜め前から声が飛んできた。
佑「二人ともおはよ。」
ユ「おはよ。」
ケ「はよ。」
佑「朝から疲れてるねー」
ケ「まーな」
大「ってかよ、佑介。珍しく舜斗遅くねーか?」
蓮「昨日は家に居なかった……」
佑「舜斗が泊まりとか珍しいーね。陸んとこか?」
陸「ちがう………………なに?」
あたしは、陸をジッとみてみた。わざわざ陸の机の前まで行き。
ケ「いつのまに…」
ユ「……うらやましい。いいな、綺麗………」
陸「は?」
ユ「陸くんの目……」
陸「!」
ユ「いいねその赤い目。凄く綺麗。うらやしいな……あたしは茶色いし…綺麗とは言えない目だしね…」
あたしの目は汚れている…
あの日を境に……