朱月 蝶は舞う
あまぐも
──ザーツツツツ
ユ「あめ…か…」
ケ「…………」
国語の授業中、ふと窓の外を見てみると黒い雲がモクモクと動きながら、雨を降らせていた。
今は梅雨───……
一年で一番嫌いな時期。
陸「………雷雲…」
陸が雷雲と発した言葉に、ピクリと反応する。
大「ハァァァ……」
ユ「どーした紫メッシュ」
大「だから紫メッシュって言うなよ!」
──バシッ
マ「うるせぇ陣野。俺の授業を妨げるとは……フン、罰として俺が教科書読み終わるまで、黒板に鷹って20回書いてなさい。」
大「ふざけんな。だれがんなことするか…」
マ「ん?何かいいましたか?(爆黒)」
大「イエナンデモゴザイマセン」
てか、紫メッシュって………馬鹿だよな。
ユ「はやく帰りたい…」